1988年(昭和63)に発覚した疑獄事件。88年6月子会社の川崎市助役への贈収賄事件発覚に端を発し,就職情報産業のリクルート社の業績拡大を狙った,政財界有力者への未公開株の譲渡・売却という贈収賄事件に拡大した。その結果89年(平成元)江副浩正(ひろまさ)リクルート社前会長,真藤恒NTT前会長,藤波孝生元官房長官ほか多数が逮捕・起訴され,秘書官が疑惑に関係したとして宮沢喜一蔵相が辞任した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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