力織機(りきしょっき)
イギリスのエドマンド・カートライトが1785年に発明した織物用機械。動力によって開口,杼打(ひうち),筬打(おさうち),捲取りの一連の操作を自動的に行う。1887年(明治20)頃から輸入され比較的大規模な織物工場で使用された。各地で進められていた在来的な織機の改良を背景に,1900年頃豊田式(綿)や津田式(絹)など独自の力織機が発明され,日露戦争後から大戦間期にかけて,輸出向生産を皮切りに全国の織物産地に急速に普及した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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