1. 用語
  2. 日本史 -り-
  3. 李花集(りかしゅう)

李花集(りかしゅう)

後醍醐天皇の皇子宗良(むねよし)親王の家集。1371年(応安4・建徳2)12月の贈答歌が下限で,その後まもなく自撰か。四季・恋・雑に部類。912首を所収。詞書中の94首もあわせて,後村上天皇・懐良(かねよし)親王・北畠親房・二条為定などとの贈答歌を含む。二条派風の平淡な歌が多いが,境涯にもとづく感懐歌に特色がある。伝本は尊経閣文庫本の系統のみ。「岩波文庫」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう