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理化学研究所(りかがくけんきゅうじょ)

日本を代表する自然科学の総合研究所。1917年(大正6)財界からの寄付金と国庫補助,皇室下賜金とで財団法人として設立。21年3代目所長に大河内正敏が就任し,同所の発明を工業化する理研コンツェルンを創立。利益の一部を還元することに成功してから業容を拡大,40年(昭和15)3月現在主任研究員33人,研究員42人,総勢1858人の世界有数の大研究所に発展した。48年法律により株式会社科学研究所に改組され(社長仁科芳雄),50年生産部門を科研化学として分離独立。55年政府半額出資の特殊法人となり,58年の理化学研究所法で特殊法人へと改組,さらに2003年(平成15)に独立行政法人となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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