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論語(ろんご)

孔子とその弟子たちとの問答・言行の記録とされる中国儒教の経典。四書の一つ。10巻20編。内容上,2~3伝の弟子時代の編集部分と,4~5伝の弟子時代の続集部分とが指摘される。前2世紀の漢初に魯(ろ)国所伝の魯論,斉国所伝の斉論,孔子旧宅壁中発見の古論の3テキストがあり,これらを校合し整理したテキストが継承され,現行テキストとなる。前2世紀後半,儒教が国教の扱いをうけて以来,国政に影響を与える。宋代の10世紀後半以後,理学理論構成の基礎を担った。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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