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六角氏(ろっかくし)

中世近江国の豪族。宇多源氏佐々木氏の宗家。佐々木信綱の三男泰綱(やすつな)が京都六角東洞院に住み,六角氏を称した。鎌倉時代,同族の京極氏とともに近江半国守護となり,佐々木氏の主流となった。元弘の乱で鎌倉幕府に従って守護職を失ったが,のち足利尊氏についた。室町時代以降,幕府内で重んじられた京極氏に圧迫され,領内では国人領主層の離反に苦しめられた。定頼の代,将軍足利義晴をたすけて勢力を伸ばしたが,1568年(永禄11)織田信長に敗れ滅亡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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