六原とも。京都の鴨川の東側の地名。現在の京都市東山区にあたる。平安時代以来の葬送地である鳥辺野(とりべの)の入口にあたる。963年(応和3)空也(くうや)がこの地に六波羅蜜寺(はじめ西光寺)を建立し,信仰の場として栄えたが,平安末期には平氏が本拠地を構えた。鎌倉時代には源頼朝の宿所や,鎌倉幕府の出張所である六波羅探題府(たんだいふ)がおかれ,武士が多く居住する場所となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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