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六斎日(ろくさいにち)

仏教でいう斎日で,毎月8・14・15・23・29・30の6日。前半・後半の3日ずつを三斎日という。この日鬼神が人を悩まし害するという古代インドの信仰をとりいれたもので,出家者は布薩説戒(ふさつせっかい)して自分の行為が規律に反しないか懺悔(ざんげ)し,在家の信者は八斎戒を守った。八斎戒は,昼以後の食事の禁止(斎)と,禁殺生などの七戒。とくにこの日の殺生禁断は令にも規定され,武家もこれにならった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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