中世神道論の書。15巻。1320年(元応2)度会(わたらい)家行著。平安末~鎌倉時代,伊勢外宮(げくう)にうまれた伊勢神道の原形「神道五部書」を整備して神道説として体系化したもの。編目は天地開闢編・本朝造化編・天地所化編・天宮編・内宮編・外宮遷座編・宝基編・形文編など15編。本書の影響下に北畠親房「元元集」や慈遍「旧事本紀玄義」が著された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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