三宝院の住宅建築群の中心建築。1598年(慶長3)建立。南側の庭園に面し,東を上として西へ15畳・18畳・27畳の3室が1列に並び,下の西端には泉殿が突き出る。南には広縁がつく。上の室の床・棚・襖には草木や山水の図が描かれる(重文)。同年3月の豊臣秀吉の醍醐の花見に際し,清滝宮本殿の脇に設けた楽屋を移建したと推定される。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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