三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)
青森市の西部丘陵上にある複合遺跡。縄文時代と平安時代の集落跡,中世の城館跡などが検出された。とくに縄文時代では,前期中葉~中期末葉の竪穴住居跡約500軒,大型住居跡約20棟,巨大な木柱を使用した大型の掘立柱建物跡,廃棄物を集中的に捨てていたブロック3カ所,成人用の土壙墓(どこうぼ),子供用と考えられる埋設土器,粘土採掘壙など,集落の具体的なようすを解明しうる遺構が検出された。国特別史跡。出土品のうち1958点は重文。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう