三条天皇(さんじょうてんのう)
生没 976.1.3~1017.5.9 在位1011.6.13~16.1.29 冷泉天皇の第2皇子。名は居貞(おきさだ)。母は藤原兼家の女超子(ちょうし)。986年(寛和2)花山(かざん)天皇の出家事件により,一条天皇のもとで皇太子に立つ。1011年(寛弘8)践祚したが,在位中は皇位継承問題と眼病に悩んだ。藤原道長に退位を迫られ,抗争ののち,長子敦明(あつあきら)の立太子を条件に後一条天皇(一条皇子)に譲位したが,敦明の即位を見届けることなく死去した。天皇の死後,敦明は皇太子を辞退することになる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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