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三斎市(さんさいいち)

平安末~江戸時代に都市・農村で特定の日に月3度開かれた定期市。史料上は三度市とよばれ,三斎市という用法はみられない。室町前期に全国的に広がるが,平安末期からみられる。市日が各地域の中心的な親市の市日を基準に決定されるなど,地域ごとに各市の競合を避けるために市日が調整されていた。しだいに姿を消し,室町後期~戦国期になると月6回開かれる六斎市が一般化し,戦国大名は新宿開設の際,六斎市を開くことが多かった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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