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三国同盟(さんごくどうめい)

第1次大戦前に結ばれたドイツ,オーストリア,イタリア間の軍事同盟。これに刺激されるかたちで三国協商が形成されていった。1882年5月20日の成立から数度の更新により1915年まで存続。普仏戦争後のドイツはフランスを孤立させるために当初ロシアに接近したが長続きせず,北アフリカ権益でフランスと対立するイタリアに接近し,仏露を仮想敵として同盟国間の権益を保障しあった。しかし,仏伊関係の好転とともに同盟は形骸化し,大戦勃発後の15年5月3日,イタリアが同盟廃棄を通告したため消滅した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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