早良親王(さわらしんのう)
生没 750~785.10.- 光仁天皇の皇子。母は和乙継(やまとのおとつぐ)の女高野新笠(たかののにいがさ)。桓武天皇の同母弟。768年(神護景雲2)11歳で出家し,東大寺に住み,父の即位後は親王禅師(ぜんじ)とよばれたらしい。781年(天応元)兄が即位すると皇太子に立てられたが,785年(延暦4)藤原種継(たねつぐ)暗殺事件にかかわったとして廃太子された。淡路に流される途中で死去し,淡路に葬られた。桓武天皇はその怨霊を恐れ,800年,崇道(すどう)天皇の尊号を贈った。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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