真田昌幸(さなだまさゆき)
生没 1547~1611.6.4 織豊期の武将。父は幸隆。安房守。信濃国生れ。はじめ武田信玄・同勝頼に仕えたが,武田氏滅亡後徳川家康に属する。1583年(天正11)信濃国上田城を築いて住んだ。85年,家康から上野国沼田城を北条氏直に与えるよう命をうけたが拒否し,以後豊臣秀吉に属した。1600年(慶長5)の関ケ原の戦では西軍に属し,上田城に籠城して徳川秀忠軍の進軍を大いに苦しめた。戦後,長男信之の助命嘆願により紀伊国高野山九度山に蟄居(ちっきょ)した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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