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佐渡奉行(さどぶぎょう)

江戸幕府の職名。遠国奉行の一つ。佐渡国の警衛・行政・裁判を行い,金山について司った。近世初頭からおかれ,その後,勘定奉行が兼任した時期などをへて,1712年(正徳2)2人役となり,1年交代で相川の陣屋に勤務した。ただし1843年(天保14)~46年(弘化3)3月と62年(文久2)以降は1人役。1738年(元文3)に制定された役高は1000石,役料1500俵。老中支配,芙蓉間席で,従五位下。配下に支配組頭・広間役・与力・同心・水主(かこ)などが属した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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