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佐藤一斎(さとういっさい)

生没 1772.10.20~1859.9.24 江戸後期の儒学者。父は美濃国岩村藩家老の佐藤信由(のぶより)。初名は信行のち坦(たいら),字は大道,通称捨蔵,号は一斎のほかに愛日楼・老吾軒。19歳で出仕。藩主松平乗蘊(のりもり)の子でのち林家を継ぐ林述斎と親交を結ぶ。20歳で致仕して学問に専念,22歳で林家に入門,述斎に師事し34歳で塾長。70歳で昌平黌儒官。陽明学に傾きながら寛政異学の禁後の林家塾長の立場から朱子学を掲げたため,陽朱陰王との誹(そし)りもうけた。門下から佐久間象山(しょうざん)・渡辺崋山(かざん)らを輩出。主著「言志四録」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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