1. 用語
  2. 日本史 -さ-
  3. 座頭(ざとう)

座頭(ざとう)

本来は一座の首席者という意味。一般には中世に盲人琵琶法師が組織した当道座における4官(検校(けんぎょう)・別当・勾当(こうとう)・座頭)のうちの最下位の呼称。近世になると当道座は幕府の統制下に入り,さまざまな保護を与えられた。針・按摩の治療行為や芸能興行に関する営業特権のほか,4官には座頭金(ざとうがね)という高利貸営業が許可された。当道座では座頭の地位を含め,買官による昇進慣行が行われた。1871年(明治4)諸特権とともに廃止。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう