札幌農学校(さっぽろのうがっこう)
明治期の高等農業教育機関。1876年(明治9)開校。北海道開拓使が72年東京に開設した開拓使仮学校がその起源。札幌市の街区整備にともない移転して札幌学校と改称し,翌年開校。北海道開拓の指導者育成をめざし,大農方式の農学教育を中心に動植物学・化学・土木学など総合的科学教育を行った。マサチューセッツ農科大学から来日した初代教頭クラークは著名。卒業生には内村鑑三・新渡戸稲造・宮部金吾らがいる。1907年東北帝国大学農科大学,18年(大正7)北海道帝国大学農科大学となり,47年(昭和22)北海道大学と改称。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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