米麦以外の粟・黍(きび)・稗(ひえ)・蕎麦・豆類・胡麻などの作物。五穀以外の穀物一般を意味する場合もある。歴史的に貢租の対象外とされ,農民の自給食料あるいは救荒作物として栽培された。栽培はおもに畑地や焼畑で行われた。とくに山間地では重要な作物で,時代をさかのぼるにつれその比重も高まるが,明治30年代以降は急速に作付面積が減少した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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