桜田門事件(さくらだもんじけん)
1932年(昭和7)1月8日におきた天皇暗殺未遂事件。朝鮮人李奉昌(りほうしょう)は天皇暗殺を計画,陸軍観兵式から戻る天皇の行列を警視庁前で待ちうけて手投弾を投じたが,宮内大臣の馬車付近に落下,負傷者はなかった。宮内大臣の馬車を天皇のものと誤認した結果であった。李は直ちに捕らえられ,9月30日死刑の判決をへて10月10日処刑された。犬養内閣は即日総辞職を決めたが,天皇の優諚(ゆうじょう)で全員留任。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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