向坂逸郎(さきさかいつろう)
生没 1897.2.6~1985.1.22 大正・昭和期の経済学者。福岡県出身。東大卒。ドイツ留学後の1925年(大正14)九州帝国大学助教授,翌年教授。28年(昭和3)3・15事件の余波で大学を追われ,評論活動に入る。日本資本主義論争では労農派の論客として健筆をふるう。37年人民戦線事件に連坐。第2次大戦後九大に復職し,「資本論」の翻訳を完成。社会主義協会の生みの親の1人。著書「日本資本主義の諸問題」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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