佐賀県(さがけん)
九州の北西部に位置する県。旧肥前国の北東部を県域とする。1871年(明治4)廃藩置県により厳原(いずはら)・唐津(からつ)・佐賀・小城(おぎ)・蓮池(はすのいけ)・鹿島の6県が成立。同年9月厳原県と佐賀県が合併して伊万里(いまり)県となり,11月他の4県も伊万里県に合併。72年旧佐賀藩領のうち諫早(いさはや)・神代(こうじろ)・伊古・西郷・深堀地方が長崎県に編入された。同年伊万里県は佐賀県と改称し,旧厳原県のうち対馬も長崎県に移管された。76年佐賀県は三瀦(みずま)県に併合された。まもなく三瀦県が廃止となり旧佐賀県全域が長崎県の管轄下におかれたが,83年肥前10郡を分離して佐賀県が再置された。県庁所在地は佐賀市。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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