酒井忠清(さかいただきよ)
生没 1624~81.5.19 江戸前期の老中・大老。上野国前橋藩主。忠行の嫡男。忠世の孫。雅楽頭(うたのかみ)。1637年(寛永14)家督を継ぎ10万石を領した。翌年奏者を勤め,41年従四位下に叙任。51年(慶安4)少将,雅楽頭に改めた。53年(承応2)筆頭老中,66年(寛文6)奉書加判を免じられ大老。4代将軍徳川家綱のもと,老中阿部忠秋の引退後は独裁的な権力をふるい,屋敷が大手門下馬札の前にあったことから,下馬将軍と称されるほどであった。80年(延宝8)徳川綱吉の将軍就任後,失脚。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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