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左院(さいん)

明治初期の立法諮問機関。1871年(明治4)7月,廃藩置県後の中央政治機構改革により正院・右院とともに設置。集議院の公議機関としての機能を引き継ぎ,官選の議員(議官)をおいて立法について合議した。翌年,正院の命をうけて国会開設や議員選挙の具体案を答申したが実現しなかった。73年6月集議院の廃止により建白受理機能も吸収し,憲法(国憲)・民法の編纂の職掌が加わった。75年4月廃止となり,元老院が設立された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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