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済物浦条約(さいもっぽじょうやく)

壬午(じんご)事変に関する日本・朝鮮両国間の善後約定。善後処理の交渉が長びいて花房義質(よしもと)公使が仁川に引揚げたとき,交渉を拒否していた大院君が清国軍により天津に拉致されていたため,1882年(明治15)8月30日に李裕元(りゆうげん)らと調印。(1)襲撃犯人の逮捕・処罰,(2)日本側遭難者遺族・負傷者の見舞金5万円,(3)損害賠償50万円,(4)公使館守備兵の駐留,(5)謝罪使の派日,などを約定。同日,日朝修好条規の続約も結び,日本の権益を拡張した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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