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細石刃(さいせきじん)

シベリアから環太平洋地域北部に分布する極小の石刃で,細石器の代表例。日本では旧石器時代末期に出現し,以後長く使用され,長崎県の泉福寺洞窟や福井洞窟遺跡では縄文草創期の土器とともに発見された。細石刃は地域によって,湧別(ゆうべつ)技法や西海技法などの特殊な剥離(はくり)法で作られる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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