参議の唐名。唐朝初期の律令制では,門下・中書両省の長官(侍中・中書令)と尚書省の左右僕射(ぼくや)が宰相として国政を審議し,のちには他の高官も個別に朝政に参議する資格を与えられ国政にあずかった。日本の大・中納言の職掌に参議があるのはこれをうけついだもので,日本の参議制には唐の兼官宰相制の影響がある。ただし日本で宰相といえば通常参議のみをさす。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう