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最高戦争指導会議(さいこうせんそうしどうかいぎ)

第2次大戦末期に設置された戦争指導機関。それまでの大本営政府連絡会議が国務と統帥の協調や陸海軍の協調を欠いていたとして,小磯内閣は首相が強力に戦争指導に関与できる機関を要求し,敗色濃厚になった1944年(昭和19)8月に設置された。官制上のものではなかったが,実質的には終戦時まで国家の最高意思決定機関となった。首相・外相・陸相・海相・参謀総長・軍令部総長で構成,44年の独ソ和平斡旋・対重慶和平工作や翌年のポツダム宣言受諾を決定した。45年8月22日廃止。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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