雑喉場(ざこば)
本来は,領主に上納する高級魚を中心に扱う魚市場に対し,もっぱら一般むけの雑魚の取引を行う市場のこと。大坂で...
雑戸(ざっこ)
律令制下,特定官司に所属した軍事関係を主とする技術者集団。大化前代の職業部民のうち,その技術の重要性から解...
雑務沙汰(ざつむざた...
鎌倉幕府の訴訟の区分の一つ。所務沙汰・検断沙汰と区別され,売買や利銭(りせん)・出挙(すいこ)・負物(ふも...
佐渡国(さどのくに)
北陸道の国。現在は新潟県にある日本海上の島。「延喜式」の等級は中国。当初は雑太(さわた)郡のみであったが,...
佐屋路(さやじ)
東海道の熱田(宮)と桑名を結ぶ海上の七里渡(しちりのわたし)を迂回する東海道の付属街道。1634年(寛永1...
三貨(さんか)
金・銀・銭の3種類の貨幣。銭は古くから流通したが,金銀の貨幣的使用は,戦国期に金銀山の開発とともに一般化し...
産業組合(さんぎょう...
小農民の協同組合。小農民が自治村落を単位として形成し,主として流通・信用の面で商人資本・金貸資本を排除して...
三国史記(さんごくし...
高麗の宰相金富軾(きんふしょく)が仁宗の命をうけて,1145年に新羅(しらぎ)・高句麗・百済(くだら)の歴...
さんせう太夫(さんし...
「山椒太夫」「山荘太夫」とも。説経節の一つ。岩城判官(いわきはんがん)正氏は無実の罪で筑紫に流され,その妻...
刪定律令(さんていり...
「さくていりつりょう」とも。769年(神護景雲3)右大臣吉備真備(きびのまきび)と大和長岡が編纂した法律。...