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全面講和論(ぜんめんこうわろん)

第2次大戦後の講和を,中ソを含む全連合国と締結すべきであると主張した議論。早期の講和達成のためには西側諸国のみとの講和もやむなしとする政府の単独(多数)講和論と対立した。政党では日本社会党・日本共産党・労農党が主張。1950年(昭和25)12月の雑誌「世界」に発表された平和問題談話会の「三たび平和について」はその代表的な主張。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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