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全国農民組合(ぜんこくのうみんくみあい)

略称は全農。�@昭和初期の全国的農民組織。1928年(昭和3)5月27日に左派の日本農民組合と中間派の全日本農民組合が合同して結成された。委員長は杉山元治郎。「土地を農民へ」をスローガンとし,昭和恐慌期の農民運動を指導した。総本部と左派が対立し,31年8月に左派が全農全国会議派を結成したものの,34年頃から徐々に総本部派に復帰。日中戦争が勃発すると活動は困難となり38年2月6日に組織は解体し,一部は大日本農民組合に,一部は日本農民連盟の結成に参加した。�A第2次大戦後の右派の全国的農民組織。1947年(昭和22)7月25日に日本農民組合から分裂して結成され,社会党右派と連携。会長は賀川豊彦。58年3月24日に日本農民組合全国連合会などと合同して全日本農民組合連合会を結成。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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