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新薬師寺(しんやくしじ)

奈良市高畑町にある華厳宗の寺。「東大寺要録」によれば,747年(天平19)光明皇后が聖武天皇の病気平癒のため,9間の金堂をたて七仏薬師を安置したのが始まり。東大寺別院となり,香薬(こうやく)寺とも称したという。七堂伽藍をそなえ,十五大寺の一つに数えられたが,平安中期以降衰退して興福寺末となる。鎌倉時代には地蔵堂などがたてられ,新薬師寺郷が成立。奈良時代の本堂(国宝),平安初期の本尊薬師如来像(国宝)などがある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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