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神名帳(じんみょうちょう)

一般的に律令制下,神祇官所管の神名の登載帳をさす。この存在を示す史料の早い例として,「続日本紀」慶雲3年(706)2月26日条に19社の神名を「神祇官記ニ具ス」とあり,「古語拾遺」に天平年間に神帳が勘造されたとみえる。「延喜式」巻1に「祈年祭神三千一百卅二座(中略)並ニ神名帳ニ見ユ」とみえ,巻9「神名上」,巻10「神名下」の3132座の祭神と対応し詳細がわかる。この「延喜式」神名帳を神名帳と称することも多い。また一国内の国内神名帳や寺院の斎会用の神名帳もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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