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新編追加(しんぺんついか)

鎌倉幕府の追加法を集成した法令集。全体を神社編・仏舎編・侍所編・政所編・雑務編の5編31目にわけ,収録する367カ条のうち335カ条が鎌倉幕府追加法。室町中期以降の成立。鎌倉幕府追加法を集めた諸本のうち「近衛家本追加」についで収録条文数が多く,条文校訂上の重要資料。奉行人が根拠となる過去の法令を参照して判決を定めるというスタイルの確立にともなって集成されたと推定され,編別および条文配列のあり方には,室町後期に発達する意見(いけん)制度などとの関連が推測される。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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