御食(みけ)とも。神に供える酒食。古代以来,神の降臨を願い,もてなし,共食を行うという,祭の本質を担う性格をもっていた。祭の性格により神饌の種類も異なったが,基本的には稲・豆・野菜などの農産物,ほかに魚介類・鳥・海草・果実などの山野河海の収穫物,酒・塩などの生活に密着したものが供えられた。明治期以降,祭式の決定により画一化。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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