神護寺(じんごじ)
古くは高雄寺・高雄山寺とも。京都市右京区にある真言宗の寺。高雄山と号す。和気氏の氏寺。最澄や空海がここで法会を開いた。824年(天長元)河内国神願寺と合併して神護国祚(こくそ)真言寺と改称,勅願寺となる。一時衰えたが,後白河上皇や源頼朝の保護を得た文覚(もんがく)が復興。応仁・文明の乱で兵火にあうが江戸時代に再び整備された。薬師如来立像・五大虚空蔵菩薩像・空海筆「灌頂(かんじょう)歴名」・梵鐘「三絶の鐘」はいずれも国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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