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清国水兵暴行事件(しんこくすいへいぼうこうじけん)

長崎事件とも。1886年(明治19)清国水兵と日本巡査の衝突・死傷事件。丁汝昌(ていじょしょう)率いる清国北洋艦隊4隻が長崎に入港,上陸水兵の飲酒暴行から8月13・15両日の乱闘となり,清国の士官1人・水兵4人,日本の巡査2人が死亡。両国委員により構成された長崎会審は難航のすえ解散したが,外国公使の斡旋もあり,東京で翌年2月8日,井上馨(かおる)外相と徐承祖(じょしょうそ)駐日清国公使が双方自国の法律で公平に処分,死傷者へ撫恤(ぶじゅつ)金給与を議定し解決した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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