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新国劇(しんこくげき)

大正・昭和期の劇団。1917年(大正6)沢田正二郎が,従来の演劇にない広い範囲の人々を対象とした新しい国民劇をつくりだそうという意図から組織。沢正とよばれた沢田の圧倒的力量と剣劇の魅力によって人気を高めた。29年(昭和4)沢田の死後は,辰巳柳太郎と島田正吾を中心に演目を広げ,上質な大衆劇をうみ,60年頃まで隆盛を誇ったが,以後人気を失い,87年創立70周年を機に解散した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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