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新感覚派(しんかんかくは)

大正末期に登場した文芸思潮。1924年(大正13)創刊の雑誌「文芸時代」によった横光利一・川端康成(やすなり)らの作品傾向をさす。伝統社会が急激に変容するなか,都市的生活における人間と物質との新しい関係をふまえた文学表現を求め,無生物を主語とする文章など新たな文体と作品世界を創出した。プロレタリア文学の勃興を前に芸術派の文学者の結集という面ももつ。名称は千葉亀雄が横光の「頭ならびに腹」に寄せた評言による。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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