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史料館(しりょうかん)

主として近世史料に関する調査研究・整理・閲覧サービスを行っている施設で,国文学研究資料館の一部門。2004年(平成16)に大学共同利用機関法人となったのにともない,史料館は国文学研究資料館のアーカイブス研究系(のち研究部)となった。通称国立史料館。東京都立川市。1951年(昭和26)に設置された文部省史料館を前身とする。50万点を超える所蔵史料のなかには,「信州松代真田家文書」「越後国佐藤家文書」など,武家・町方・村方の各文書群を含み,その後のマイクロフィルムによる収集分をあわせると,その分布は全国に及んでいる。近年,文書館学の研修にも力をいれている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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