伯家(はっけ)・伯王家とも。花山源氏。平安末期の顕広王以降,神祇伯を世襲した一族。源氏姓だが,顕広王以来,神祇伯に補任された場合には王を名のった。鎌倉~南北朝期に3流にわかれたが,のちに資英王流による相伝が確立。室町時代以降,吉田家の台頭で衰退したが,江戸中期から伯家神道を提唱し,門人を増加させて復興を試みた。江戸時代の家格は半家(はんけ)。家禄は200石。維新後,資訓(すけのり)のとき子爵。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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