昭和前期の民間政策研究機関。1933年(昭和8)10月後藤隆之助が友人の近衛文麿を将来の首相候補と考え,近衛のための私的な政策研究会を発足させ,12月に昭和研究会と名のった。36年11月機構が整備・組織化され,学者・官僚・ジャーナリストなど多数が参加し,政策研究案が作成・発表された。反ファシズム,革新と新体制を標榜したが,40年11月会首脳の大多数が大政翼賛会に参加して解散。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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