江戸時代,大名およびその家臣などが参勤交代をせずに江戸に定住すること。老中など幕府の要職についた大名は,在職期間中は参勤をせずに江戸に留まっていた。要職にある大名以外でも,一部の大名分家の支藩,御三家のうち水戸家は常に定府であった。大名の家臣のうち幕府や他藩との交渉にあたる者などは,藩主の帰国時も国元に帰らず,常に江戸の藩邸にあることが多かった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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