1. 用語
  2. 日本史 -し-
  3. 定火消(じょうひけし)

定火消(じょうひけし)

江戸の防火にあたる江戸幕府の職制。役料300人扶持。若年寄支配に属し,寄合が任じられた。明暦大火の翌1658年(万治元)の創設当初は4人,1704年(宝永元)以降は10人。火消屋敷と与力6人・同心30人を与えられ,また実際の消火にあたる臥烟(がえん)を雇用し,1隊を形成した。火消屋敷は冬の季節風にそなえて江戸城の北西部におかれた。当初は市中を対象としたが,のち町火消の成長によって出動範囲が郭内に限定された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう