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定番(じょうばん)

江戸幕府直轄の駿府・大坂・二条の各城に任期中駐在し,警備などにあたる役職。任命された大名・上級旗本が家臣と付属の与力・同心を引率して勤務した。駿府定番は旗本の任で,役高1000石,役料700俵。老中支配。大坂定番は1万~2万石の小大名から任じられ,定員2人。役料3000俵。老中支配。二条城では二条門番頭の別称ともされたが,1862年(文久2)大番組の二条在番廃止により定番設置。役料3000俵。格式は大坂定番の上で老中支配。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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