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上宮聖徳法王帝説(じょうぐうしょうとくほうおうていせつ)

「法王帝説」とも。厩戸(うまやど)皇子(聖徳太子)の伝記。1巻。著者は不詳。成立は平安中期。内容は(1)聖徳太子を中心とする系譜,(2)太子の事績,(3)金石文,(4)太子の事績記事の追補,(5)欽明天皇から推古天皇に至る天皇の在位・崩年・陵墓から構成される。知恩院本には裏書きがある。各部分は成立時期を異にし,(3)が最後に成立したとされる。法隆寺系の太子伝で,「日本書紀」とは異なる所伝も多く,太子研究の基本史料。「続群書類従」「寧楽遺文」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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