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貞観格(じょうがんきゃく)

古代の法令集で,「弘仁格」「延喜格」と並ぶ三代格の一つ。藤原良相(よしみ)・藤原氏宗(うじむね)らにより編纂が進められ,869年(貞観11)撰進・施行。「弘仁格」以降の820年(弘仁11)から868年に至る期間の詔勅・官符などから現行法として有効なものを官司別に編集。10巻に臨時格2巻を付加。「弘仁格」の有効性を前提として機能する法令集である。散逸したが,「類聚三代格」などにより大略が知られる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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