蒋介石(Jiang Jieshi)(しょうかいせき)
生没 1887.10.31~1975.4.5 中国近代の軍人・政治家。浙江省出身。1907年(明治40)来日,翌年振武軍事学校に入学。留学中に中国革命同盟会に入会。辛亥(しんがい)革命に際して帰国したが,第2革命失敗後再来日。23年ソ連を軍事視察。帰国して黄埔(こうほ)軍官学校初代校長に就任。孫文の死後,北伐を継続。27年上海クーデタを断行し,南京国民政府を組織。28年8月国民政府主席。満州事変後は安内攘外論を唱え,共産党の討伐を優先し対日宥和的政策を取り続けたが,西安事件を契機に共産党との一致抗日を迫られ,日中戦争勃発後は南京から武漢・重慶へと遷都しつつ抗戦を継続。日本敗戦後の国共内戦に敗れ,49年末台湾へ逃れ,大陸反攻を図るがはたせなかった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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